ドイツ鉄道がドローンによる監視で列車への落書きを防止

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ドイツ鉄道はドイツ最大規模の鉄道会社で、現在は民営化されましたが株主は100%がドイツ連邦共和国となっています。同社は絶えることが無い列車への落書きに対応するため、夜間にドローンを飛行させて列車を監視するシステムの構築を検討しています。

 

 

落書きを消すために多くの費用を捻出

日本でも度々問題となっていますが、ドイツ国内でも落書きの被害は頻発しており、都市部でも治安の悪い地域に行くと壁一面に落書きが残っているという光景を目の当たりにします。

列車に対する落書きの被害も多く、毎年ドイツ鉄道が落書きを消すためにかけている費用は800万ユーロ(日本円で10億円)ほどに及ぶそうです。そのため、ドイツ鉄道はこの度、ドローンを夜間の列車の監視目的に導入し、落書き防止の抑止力にしたいとしています。ドイツ鉄道が導入を検討しているドローンは、商業利用可能な機体で一機あたり6万ユーロで購入予定とのことです。

ドローンには赤外線センサーが装着されて、夜間でも人の動きがしっかりと把握できるようになります。停車場の上空150メートルあたりを巡回する予定で、落書きがあった翌日にはドローンが収集した画像から犯人の特定が行われ、逮捕・起訴された際に証拠材料として利用する予定です。また、ドローンが飛行して監視しているということが広まれば、そもそも落書きをする人間も減ると考えられています。

 

ドローン監視の実現には課題も山積

ドイツではGoogleが展開するストリートビューでも問題が起こりました。プライバシーを侵害するとして、人々が自分の家をサービス上で公開するなと要求したのです。

 

 

ドイツはもともと「監視」や「プライバシー」に関して感度が高い国民性と言えます。年に一回開かれる「Camover」というコンテストでは、監視に反対する活動家が集結し、様々な手法を駆使しながら最も多くの監視カメラを使えなくしたものが優勝するという企画も行われています。

ドイツ国内にはもともと監視を制限する法律がいくつも存在しているため、ドイツ鉄道としてもそれらの法律を無視してドローンを配備することはできません。夜間に列車の監視をする際には、同社が所有する区域内の物件のみが撮影対象となるように配慮する必要があります。撮影に関わる制御技術を独自に開発する必要があるだけでなく、飛行に関する制御についても自分たちの所有する土地以外に飛んでいかないように特殊な実装をする必要があるでしょう。

 

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