空中輸送システムを開発するスタートアップ「Matternet」が途上国で医薬品の配送テスト

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ドローンによる配送システムの構築に尽力しているのは米Amazonだけではありません。MatternetというアメリカのスタートアップはAmazonより一足早くドローンの配送システムの整備を目指しており、すでに配送の世界ではいくつかの実績を残しています。

 

matternet

 

ドミニカ共和国とハイチ共和国で輸送実験

Matternetは2012年から中南米のドミニカ共和国とハイチ共和国で配送の実地テストを行っています。同社はAmazonのように先進国で荷物の配送を行うのではなく、あくまでも発展途上国での配送にこだわっているのが特徴です。

先進国では道路が舗装され、交通や輸送のインフラが完全に整備されています。私達の普段の生活では気付きませんが、道路が整備されていることによって物資が絶え間なく供給される礎が築かれているのです。一方で発展途上国では道路の舗装がまだされていない地域に住んでいる方も多いのが実情です。1メートルの舗装をするために5000ドル掛かると言われており、途上国ではインフラ整備のために当局がこれらのコストを負担できないのです。10億人の人々が、道路が十分に舗装されていない地域に住んでいると言われており、医薬品や生活必需品を満足に手に入れることが出来ていません。

こちらの動画ではハイチ共和国で実際にドローンが配送をしている様子が収められています。動画を見るとわかりますが、居住地がひしめき合った町には整備された道路が見当たりません。それぞれの家は舗装されていない地面に直に立てられており、無秩序に建設された様子が伺えます。

 


 

専用の基地を設置

Matternetが構築している輸送システムでは全自動の基地局も整備されます。長距離の輸送が必要な場合には、バケツリレー方式で何箇所かの基地を経由して目的地に物資を運びます。基地は10キロメートル間隔で作れる予定で、物資の受け渡しはもちろん、電池の交換なども行います。これらはすべて全自動で行われ、人が介在しなくても物資が確実に届けられるインフラの構築を目指しています。

また開発されているドローンは1台3000ドルほどで、猛暑や強風、極寒などの厳しい環境にも耐えられるように頑丈な作りとなっています。

MatternetはAdam PisoniやYammer CTOから資金調達を完了しており、調達した資金をもとに今後は積載重量の強化を図る計画です。5年以内に50〜100キログラム、10年以内に200〜1000キログラムの重量を一度に運べるようになると言います。

 

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