進化した最新のフライトコントローラー「DJI A3」、5つの機体を同時に制御することも可能に


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DJI最新のフライトコントローラーである「DJI A3」は信頼性が上がっただけでなく、カスタマイズ性の向上により産業用や映画用アプリケーションの開発にぴったりのフライトコントローラーに仕上がっています。

 

DJI A3

 

A3に「A3アップグレードキット」を2つ増設することにより「A3 Pro」にアップグレードすることが可能です。Matrice 600などを購入した場合にはA3は1つしか付いていないため、A3 Proにアップグレードしたい際はA3 アップグレードキットを2つ追加で購入する必要があります。

 

DJI A3

 

こちらのA3 Proは3つのIMUと3つのGNSSユニットを搭載しています。それにより冗長性を確保し、診断アルゴリズムと連携してドローンの飛行中のIMUやGNSSユニットの不具合を検知しています。異常を検知すると、シームレスに適切なユニットに切り替えて正確なデータを収集し、オペレーションの信頼性を担保します。(ここでいうIMUとはInertial Measurement Unitの略称で慣性計測装置とも呼ばれます。機体運動を司る3軸の角度(または角速度)と加速度を検知する装置です。またGNSSとはGlobal Navigation Satellite Systemの略称でGPSやGLONASS、準天頂衛星などを含む測位システムの総称を意味しています。)

 

DJI A3

 

また、A3 Proにアップグレードすることで診断アルゴリズムが機能し、センサー故障のリスクを劇的に減少させることができます。これらのセンサーステータスはDJI GOのアプリからモニタリングすることが可能です。

 

DJI A3

 

飛行中にプロペラが外れても姿勢を維持

A3には姿勢検知システムとセンサーアルゴリズムが融合されているため、機体の姿勢制御の能力が格段に向上しています。そのため、手動のチューニングなしにA3やA3 Proのフライトコントローラーを、大きさや形が異なる様々な機体に搭載することができるようになりました。例えばF550やMatrice 600など大きさが異なるフレームでもパラメーターの調整なしに搭載することができます。

A3の姿勢制御の高さを実証するかのような動画も公開されています。Matrice 600が発表された当時、A3の紹介動画でドローン関係者が最も驚いたのはこちらかもしれません。A3には「フォールトトレラントシステム(障害耐性システム)」が搭載されており、飛行中にローターが故障した場合や、(あまりないかもしれませんが)プロペラが飛んでいってしまった場合にも、機体の姿勢を保ちながら安全に着陸できるような改良がなされています。それがこちらの動画です。この機能のおかげでヘキサコプターやオクトコプターなどの機体でも不慮の事故を防げる確率が上がるでしょう。DJIによると、ヘキサコプターやオクトコプターの場合には最大3つのモーターが飛行中に失われても高速スピンさせることで高度を維持し、飛行させることが可能とのことです。このケースでは自動的にコースロックモードに移行します。

 

DJI A3

 

A3はDJIが提供しているOnboard SDKやMobile SDKに対応しているため、産業用アプリケーションの開発プラットフォームとしても最適です。作成したスマートフォンアプリやブラウザアプリからドローンのフライトデータを得たり、機体やジンバル、カメラの制御を行うことができるようになります。また、CANやAPIポートなどを開放しているため、他社メーカーのアクチュエーターやセンサーを追加しながら用途に合わせてカスタムドローンを開発することも可能です。

 

DJI A3

 

A3シリーズはDATALINK PROを通じてD-RTK GNSSをサポートしているため、これらを連携させることでホバリング時もセンチ単位での飛行制御が可能となります。通常の気圧計と比較して、高度のコントロールがより容易になっています。D-RTKの詳細は以下を御覧ください。

参考:ドローン飛行時の3次元方向の位置情報の誤差を数センチまで縮めることができる「DJI D-RTK」とは

さらに、A3はDJIが提供しているスマートESC、インテリジェントバッテリー、Lightbridge 2とも連携が可能です。

 

DJI A3

 

5つの機体を同時に制御することも可能

A3/A3 Proは手動のチューニングなしに様々な機体に搭載できることが大きな特徴ですが、今までのフライトコントローラーのようにDJI Assistant 2に接続して細かいチューニングを行うこともできます。Assistant 2内の内蔵フライトシミュレーターを使えば、飛行前に複雑な制御を練習しておくことも可能です。ただし、2016年7月16日時点ではA3に対応しているAssistant 2はWindows版のみが公開されており、Macユーザーは利用できません。

 

DJI A3

 

Ground Stationも改良されており、タッチスクリーンに対応し、オフラインでのミッション作成や飛行ルート作成、複数の機体による編隊飛行の制御なども可能となっています。

 

DJI A3

 

DJI A3

 

Ground Stationを使うと最大5機の機体を同時に制御が可能となります。飛行プランニング機能と組み合わせることで複数台の機体に対して複雑な飛行制御を自動化できます。事前にGround Station上で設定しておいた写真の撮影やジンバルのピッチ変更などの動作をそれぞれのドローンで実行することができます。

 

DJI A3

 

DJI A3

 

A3の紹介映像も公開されているため、合わせて御覧ください。

 

 

2016年7月16日現在では、A3(購入はこちら)が107,784円(税込)、A3 アップグレードキット(購入はこちら)が56,916円(税込)、A3 Pro(購入はこちら)186,084円(税込)で販売されています。

 

source : DJI A3

 

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