DJIが産業用アプリ開発や映画撮影に最適な最新機種「Matrice 600」を発表、RTK技術で数センチの誤差で飛行が可能に


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2016年4月17日、DJIは米国ネバダ州ラスベガスにて、次世代空撮プラットフォーム「Matrice 600」を発表しました。この新しいプラットフォームは空撮や映像制作はもちろん、産業用アプリケーション開発にも適したものとなっています。

Matrice 600はDJIの新製品であるA3 フライトコントローラーと統合されており、高いフレームレートと最大距離5キロメートル(※日本での伝送距離は3.5キロメートルまで)までのHDライブストリーミング機能を提供する最新のLightbridge 2映像配信技術を備えています。

DJIシニアプロダクトマネージャーであるポール・パン氏は以下の様なコメントを寄せています。

 

「M600 は、DJI が初めて発表する最もパワフルで操作が容易なプロフェッショナル向けプラ ットフォームです。M600 のプラットフォームデータと情報は、A3 フライトコントローラー に予めプログラムされているため、最小限の設定ですぐに飛行を開始することが可能です。」

 

Matrice 600の特徴

Matrice 600は最大積載重量が6.0キログラムの6ローターシステムとなっています。Z15シリーズやZenmuse Xシリーズカメラを含むDJI Zenmuseジンバルの全シリーズ向けの理想的なシステムとなっています。また、DJI最新の3軸手持ち型ジンバルシステム「Ronin-MX」を飛行させることも可能です。

Matrice 600の推進システムは、従来よりも耐久性が向上しており、防塵設計でメンテナンスが容易なことが特徴となっています。ランディングギア部分は格納式となっており、360度全方向遮ること無く撮影することが可能。モーターが自動で冷却されるので信頼性の高い飛行を実現しています。

 

Matrice 600 Matrice 600

 

Matrice 600はDJIインテリジェントバッテリー6個によって電力供給されています。仮に6個のバッテリーのうち1個に不具合が生じたとしても、最新のバッテリー管理システムと配電ボード技術によって、ボタンを押すだけで6個のバッテリーに対してオン/オフの切り替えができ、フライトの状態を維持することができます。

Zenmuze X5カメラを搭載した場合には36分間、RED EPICのような大型のカメラの場合には16分間の飛行が可能です。(飛行時間はカメラの種類やジンバル、その他条件によって変わります)

 

Matrice 600

 

YouTube上にMatrice 600の紹介映像も公開されています。

 

 

産業用アプリケーションを開発することも可能

Matrice 600はA3フライトコントローラーと統合されており、積載重量ごとに自動でパラメーターを調整して安定的な飛行を実現する自己対応型フライトシステムとなっています。

GNSSユニット3個と慣性計測装置(IMU)3台からのセンサーデータを比較する診断アルゴリズムを備えたA3 Proシステムにアップロードすることも可能です。これによってセンサー故障のリスクを劇的に減少させました。センサーデータはDJI GOアプリでモニタリングが可能で、自動的に不正確なデータを検知します。異常のあるセンサーからシームレスにユニットを切り替えることで、正確なデータを収集し安定したフライトを行うことができます。

また、A3のGNSSシステムはオプションでDJIリアルタイムキネマティック技術(RTK技術)にアップグレードすることも可能です。ドローンの位置情報をセンチ単位で正確に制御することができるリアルタイムキネマティックが近年注目を浴びていますが、この最新技術を利用することが可能となっています。これによって数センチメートルの誤差で飛行が可能となり、各産業や映画撮影などの高度で繊細な飛行が要求されるケースでも活用の幅が広がります。リアルタイムキネマティックは磁気干渉にも耐えられることが大きな特徴です。

 

DJI A3フライトコントローラー

 

Matrice 600はPhantomシリーズなどでも利用されているアプリ「DJI GO」をサポートしています。そのため、DJI製品の飛行に慣れている方であればMatrice 600もすぐに飛ばせるようになるでしょう。アプリではライブビデオフィードやバッテリーの状態、送信強度の確認などお馴染みの機能を利用することができます。さらに、アパーチャーへのアクセス、シャッタースピードの調整、写真や映像の確認なども可能です。

Matrice 600はDJI Onboard Software Development Kit(SDK)およびMobile SDKと互換性があるため、サードパーティーのデベロッパーが産業用ドローンのアプリケーションを開発するのにも最適なプラットフォームに仕上がっています。Matrice 600はガイダンスセンサーシステム、D-RTK GNSSユニットやサードパーティー機器も含めた様々なデバイスを接続するためのデュアルパラレル CAN ポート、API ポ ートが搭載されています。

新開発されたグランドステーションを利用すれば最大5機の機体を同時に制御が可能です。飛行ルートプランニングシステムを利用することで複雑なフライトが自動化できます。

 

DJI A3フライトコントローラー

 

現在Matrice 600はDJI 公式ストアで小売価格561,600円(税込)となっています。

詳細な情報や技術的スペックについてはこちらで確認可能です。DJIが提供しているドローンの中でも開発者用プラットフォームとして最新のMatrice 600。研究者の方や様々なドローン用アプリケーションを開発している方はぜひ、購入を検討なさってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

source : DJI Matrice 600

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