DJI Phantom4 Pro/Advancedを徹底比較!

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世界最大手のドローンメーカーDJIは、様々なドローンを開発・販売しており、特に消費者向けドローンは多くのドローンユーザーに利用されています。消費者向けドローンは2017年5月時点では主に「Mavic Pro」「Phantom 4」「Phantom 3」シリーズが挙げられますが、今回は最も利用されているPhantom 4シリーズに関して、その比較をしたいと思います。Phantom 4シリーズは消費者向けドローンと銘打たれていますが、ビジネスユースにおいて必要な基本的な機能も兼ね備えており、幅広く利用されています。
(2017年5月23日時点の情報です)

 

ドローンURL:DJI

 

Phantom 4シリーズの概要

Phantom 4シリーズは現在2つの機種が存在します。それは「Phantom 4 Pro」と「Phantom 4 Advanced」です。以前まで「Phantom 4」も販売されていましたが、Phantom 4 Advancedの発売により、2017年4月をもって販売が終了しています。

参考:DJI、Phantom 4を改良させた「Phantom 4 Advanced」を発売!

Phantom 4はPhantom 3シリーズからは大きく進化しており、現状でドローンをビジネス用またはホビー用で利用するのであれば、Phantom 4が良いと考えられます。従って購入を検討している人は、Phantom 4 ProかPhantom 4 Advancedのどちらかを購入することかと思います。Phantom 4 Pro/AdvancedはPhantom 4のスペックの多くを受け継いでいるので、より詳しくPhantom 4の機能について見たい方は、以下の記事を参考にして下さい。

参考:最新ドローンPhantom 4はどこがすごいの?Phantom 3 Professionalとの違いを徹底比較!

 

価格の比較

まずは気になる値段ですが、Phantom 4 Pro(以下「Pro」)が税込204,000円で、Phantom 4 Advanced(以下「Advanced」)が税込179,000円となっています。ProはAdvancedに比べて赤外線検知システム、後方へのビジョン検知システムが搭載されていることが大きな違いであり、これがほぼ価格の差となっています。購入に悩んでいる方は、このシステムが必要かどうかで選ぶのが良いかもしれません。

 

スペックの比較

それではより詳細なスペックに違いを見てみましょう。以下に主なスペックを記載します。より詳細なスペックを見たい方は以下のページをご覧下さい。

参考:DJI|消費者向けドローンの比較

 機体
Phantom 4 Advanced
 Phantom 4 Pro
重量   1368 g 1388g 
最大飛行時間 30分 30分
 動作環境温度 0 – 40℃ 0 – 40℃
最大風圧抵抗 10 m/s 10 m/s
ホバリング精度 垂直方向:
±0.1m (ビジョンポジショニング使用時) 、
±0.5m (GPSポジショニング使用時)
水平方向:
±0.3m (ビジョンポジショニング使用時) 、
±1.5m (GPSポジショニング使用時)
垂直方向:
±0.1m (ビジョンポジショニング使用時) 、
±0.5m (GPSポジショニング使用時)
水平方向:
±0.3m (ビジョンポジショニング使用時) 、
±1.5m (GPSポジショニング使用時)

 

 カメラ
Phantom 4 Advanced
 Phantom 4 Pro
センサー  1’’ CMOS、有効画素数: 2,000万画素 1’’ CMOS、有効画素数: 2,000万画素
ISOレンジ 動画:100 ~ 3200 (自動) 、100 ~ 6400 (手動)
静止画:100 ~ 3200 (自動) 、100 ~12800 (手動)
動画:100 ~ 3200 (自動) 、100 ~ 6400 (手動)
静止画:100 ~ 3200 (自動) 、100 ~12800 (手動)
静止画 JPEG, DNG (RAW), JPEG + DNG JPEG, DNG (RAW), JPEG + RAW
動画 MP4/MOV (AVC/H.264;HEVC/H.265) MP4/MOV (AVC/H.264;HEVC/H.265)

 

ジンバル
Phantom 4 Advanced
 Phantom 4 Pro
機構 3軸 (ピッチ、ロール、ヨー) 3軸 (ピッチ、ロール、ヨー)
操作可能範囲 ピッチ: -90 ~ +30° ピッチ: -90 ~ +30°
最大制御速度 ピッチ:90°/s ピッチ:90°/s
ジンバル精度 ±0.02° ±0.02°

 

 カメラ
Phantom 4 Advanced
 Phantom 4 Pro
センサー  1’’ CMOS、有効画素数: 2,000万画素 1’’ CMOS、有効画素数: 2,000万画素
ISOレンジ 動画:100 ~ 3200 (自動) 、100 ~ 6400 (手動)
静止画:100 ~ 3200 (自動) 、100 ~12800 (手動)
動画:100 ~ 3200 (自動) 、100 ~ 6400 (手動)
静止画:100 ~ 3200 (自動) 、100 ~12800 (手動)
静止画 JPEG, DNG (RAW), JPEG + DNG JPEG, DNG (RAW), JPEG + RAW
動画 MP4/MOV (AVC/H.264;HEVC/H.265) MP4/MOV (AVC/H.264;HEVC/H.265)

 

ビジョンシステム
Phantom 4 Advanced
 Phantom 4 Pro
ビジョンシステム 前方ビジョンシステム
下方ビジョンシステム
前方ビジョンシステム
後方ビジョンシステム
下方ビジョンシステム
障害物検知範囲 0.7 ~ 30m 0.7 ~ 30m
障害物検知角度 前方:60° (水平), 27° (垂直)
下方:70° (前方と後方)、50° (左と右)
前方ビジョンシステム:60° (水平方向)、±27° (垂直方向)
後方ビジョンシステム:60° (水平方向)、±27° (垂直方向)
下方ビジョンシステム:70° (前後)、50° (左右)
検知周波数 前方:10Hz
下方:20Hz
前方:10Hz
後方:10Hz
下方:20Hz

 

赤外線検知システム
Phantom 4 Advanced
 Phantom 4 Pro
障害物検知範囲 0.2 ~ 7m
障害物検知角度 70°(水平方向) 、±10°(垂直方向)
検知周波数 10Hz
動作環境 反射率が異なる表面、
および反射率 >8% (壁、木々、人など)

 

この表より、いくつかの点が両者の違いかと思います。先程述べたように、Proのみに赤外線検知システムを後方へのビジョン検知システムが搭載されています。Advancedは後方へのセンサーがないので、画面をタップして操作を行う「TapFly」機能において、後退しながら撮影するモードがAdvancedにはありません。

その分、Advancedの機体はProよりも20g軽くなっています。しかしどちらも1300g台であり、これらに大きな違いはないと考えられます。

以上でProとAdvancedのスペック比較は終了ですが、実際にこれらの機体を用いて何ができるのか、共通のPhantom 4の特徴を紹介します。

 

Phantom 4シリーズのフライトパフォーマンス

Pro/AdvancedはどちらもともにPhantom 4の特徴を受け継いでおり、以下のような点においてどちらも同様の特徴があります。

・フライトモード

Pモード、Aモード、Sモードの3種類のフライトモードがあり、これら3種類のモードを切り替えることにより、パイロットは滑らかさ、シンプルさ、知的ナビゲーションやスピードといった、パイロットにとって必要なコントロールを選択できます。Pモードでは、「TapFly (タップフライ)」、「ActiveTrack (アクティブトラック)」、障害物認識と位置調整が使用できます。スポーツモードでは最大速度は72km/hに達します。

 

DJIURL:DJI

・センサーの冗長性

Phantom 4は、コンパスと IMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)から受信するデータを常に比較しています。コンパスと IMU は安定した飛行を実現するための重要なセンサーです。受信されるデータは、フライトに影響を与えることなく最新のアルゴリズムで精度が確認され、不正確なデータは破棄されます。これによって、フライトの安定性と信頼性が維持されます。

 

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・インテリジェントバッテリー

プロフェッショナル向け空撮では、長時間の飛行が必須です。Phantom 4の最大フライト時間は30分で、より長い時間空中にとどまることができます。DJI GO 4 アプリによってバッテリー残量を確認し、飛行距離などに従って、あとどのくらい飛べるのかを計算します。離陸した場所に安全に戻ってこられる最低限度のバッテリー残量に達すると、警告を発します。また、最新のバッテリー・マネージメント・システムによって、過充電や過放電を防げます。

 

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・DJI GO 4

空撮を行う場合、機体の操作や撮影も含めたほとんどの操作は送信機で行います。よりチャレンジングな撮影にはリアルタイムの動画伝送、飛行統計データや最新の設定が必要ですが、これらのコントロールはスマートデバイスで行うため、スマートデバイスは空撮にとって不可欠な要素です。DJI GO 4 アプリは空撮向けに最適化されており、すべての機能に対応するために機体と合わせてアップデートされます。

DJI GO 4 アプリを使えば、多くのインテリジェント・フライトモードを利用することができます。さらにDJI GO 4 アプリでは、カメラのISO、絞り、シャッタースピード、画像フォーマット等も含めた完全なマニュアルコントロールが可能です。DJI GO 4 アプリが変更されると、その変更がほぼ同時に画面上に表示されます。必須のフライトデータと動画伝送のステータスもアプリで簡単に確認できるので、コントロール効率と利便性がさらに強化されています。

DJI GO 4 アプリには素早く編集を実現する編集機能も含まれ、SNSへの投稿やライブストリーミングの共有も可能です。各フライトの後には、飛行ルートやデータが付属のDJI GO 4 アカウントに自動で記録・同期され、いつでもレビューできます。

 

DJIURL:DJI

 

Phantom 4シリーズのインテリジェントフライト

Pro/Advancedの注目すべき点は、「インテリジェント・フライト」と呼ばれる特殊飛行機能が備えられ、アプリ上で簡単に以下5つの機能を実現することができます。

・Draw(ドロー)

Draw (ドロー)はウェイポイントをコントロールするための技術です。ディスプレイ上に線を描くだけで、Phantom 4 は高度を固定したまま、その描いた線の方向に飛行します。この技術により、パイロットはカメラ操作に集中することができ、より複雑なショットを撮影することができます。2種類のDrawモードで、異なる状況に対応できます。

前方:カメラは飛行方向を向いたまま、機体は一定の速度で飛行経路を進みます。
フリー:機体は指示された飛行経路に沿ってのみ移動します。このモードでは、飛行中にカメラをどの方向にも向けることができます。

 

DJIURL:DJI

 

・ActiveTrack (アクティブトラック)

高速で動く被写体を追尾することは非常に難易度の高い技術が必要ですが、Phantom 4では、最新の画像認識アルゴリズムを使って被写体を認識・追尾し、フレーム内に収めます。この新しいアルゴリズムは人や動物から車まで、動く被写体を認識し、被写体のタイプに合わせてフライト方法を調整し、滑らかな撮影を実現します。パイロットは次のモードを選択できます。

トレースモード:障害物を自動で回避しながら、前進または後進しながら被写体を追尾します。
プロフィールモード: さまざまな角度から被写体と併走し、被写体の側面を撮影します。
スポットライトモード :機体がどこを飛行していても、カメラは照準を被写体に向け続けます。

 

DJIURL:DJI

・TapFly (タップフライ)

TapFly (タップフライ)フリーを使えばパイロットは飛行方向を設定できるので、飛行方向を変更することなく、必要に応じてPhantom 4を水平方向に回転させたり、ジンバルをチルトさせたりすることができます。

TapFly (タップフライ)前方:タップして選択した方向に飛行します。
TapFly (タップフライ)フリー:カメラの方向をロックすることなく Phantomの進行方向をロックします。これにより、Phantomは飛行中に回転することができます。
TapFly (タップフライ) 後方:タップするとタップの反対方向に飛行します。すなわち、ディスプレイの下部の右コーナーでタップすると上部左にむかって後方に飛行します。(Phantom 4 Proのみの機能)

 

DJIURL:DJI

・Return-to-Home

Return-to-Homeモードでは、Phantom 4は周囲の状況に応じて自動で最適な飛行経路を選択し、帰還することができます。制御信号が途絶えても、このモードにより障害物を回避しながら同じ経路に沿って帰還することができます。

また、Phantom 4は離陸時に機体下の風景を記録し、帰還の際に記録した風景と着陸する場所の風景を比較することによって、より高精度な着陸を実現します。さらに、地形を認識し、着陸に適しているかどうかを確認することもできます。障害物を見つけたり、地面に水がある場合はパイロットに警告を発し、適切な高度でホバリングをして機体がより安全に着陸できるようにします。

 

DJIURL:DJI

 

・ジェスチャーモード

ジェスチャーモードを使用して、送信機なしでジェスチャーだけで簡単にセルフィー(自撮り)を撮影できます。Phantom 4では、ユーザーはジェスチャーで撮影を指示できます。被写体となる人がカメラに向かって腕を上げると、機体はその動きを認識し、被写体にロックオンしてフレームの中央に配置します。

撮影の準備ができたら、被写体は腕を差し出して機体に合図を送ります。3秒間のカウントダウンが開始されたら、その間にポーズをとることができるので、送信機を持つ必要がなく、いいタイミングで撮影できます。

 

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以上がPhantom 4の主な機能です。いかがでしたでしょうか。ProであれAdvancedであれ、Phantom 4は、これからドローンを始める人やビジネスにドローンを活用したい人は、購入しておいて損はない機体かと思います。

 

 

 

 

 

source:DJI

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