「どんな市場」にドローンが要る?屋根業界をベンチマーク その2

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ドローンは様々な分野で活躍することが期待されていますが、その普及の速度は分野ごとにまちまちです。次にドローンの浸透が進む分野を予測する上で、「どんな特徴」を持った分野であればドローンの普及が高速に実現するのかを把握することは重要です。

今回の記事は前回の記事と合わせて、ドローンが爆発的に普及した屋根工事業界をベンチマークに、ドローンがどのような課題を解決して行くのかを見ていきましょう。

登る作業を省略し、安全を確保

ドローン以前の屋根点検業務では、屋根に上ることが不可欠でした。しかしDroneRooferの登場によって屋根工事業者が屋根に登らなくてもパッと写真を撮れるようになると、従来存在していた課題はほとんど解消されます。

登らなくても安全に点検作業ができます。家主・施主の人も「業者が登って何か変なことされるんじゃないか」という不安 (詳細は前回の記事) を持たずに済みます。「登る前はこうでしたよ」という証拠写真が撮れるから、業者の作業を信用できるようになるのです。

屋根の破損は「百聞は一見にしかず」

建築業に携わったことのない限り、住宅の図面を見てそれを理解することは難しいでしょう。業者に点検や施工を依頼する立場の一般の住まい手が、必ずしも業者の図面を使った説明をよく理解できるとは限りません。

しかし、図面を見慣れていない一般消費者でも、写真を見せてもらえば屋根の状況をよく理解することができます。「家の屋根のどこがどう悪いのか」は、写真を見て理解することができるのです。ドローンならば、そういった俯瞰的な写真を撮影することができます。他の手段で同じ写真を撮ることは難しいでしょう。

点検成果を理解することができれば施主は業者を信頼することができます。そのため受発注もスムーズになり、先の不透明な商談を5回も10回も訪問して繰り返さずとも、すぐに「なるほど。じゃあ修理お願いします」とできるのです。ドローンが屋根という見えなかったものを可視化して、業界に透明性をもたらしたと言えるでしょう。

生産性向上!働き方改革の切り札

屋根点検には時間がかかります (詳しくは前回の記事に)。2時間かかるというのはいくらか強調した数値ではありますが、もちろんかなり丁寧にじっくり作業を行ったときなどは、1軒の点検に2時間かかる場合もあります。

2時間かかるかどうかさておき、いずれにしても、屋根に登って点検作業するならば10分で終わるということは、まずありえません。それがドローンを使えば10分で点検ができるようになるのです。

例えば「急に雹が降ってきて屋根瓦がダメージを受けた。ちょっと診断してほしい」という問い合わせがあったとしましょう。ドローン以前であれば、瓦の様子を確かめるには屋根に登るしかありませんでした。しかしドローンを使えば、登んなくてもわずか10分で現調することができるのです。この差はものすごい生産性の向上に繋がります。

つまり、ドローンは屋根業界で何ができるのか?

前回の記事に詳しく書いた屋根業界の3つの課題に対して、ドローンはこのような解決策を提供します。

  1. 業者が自宅に登らないから、施主としても安心。業者としても安全に点検を実施可能

  2. 専門用語を使わずに、全景の分かる俯瞰写真を使って点検結果を説明できるから、業者は伝えやすいし、施主は説明を理解しやすい

  3. 災害後の「今、来て欲しい」というニーズに応えられる。1軒1軒の点検をスピーディに遂行して、顧客満足度と生産性を同時に向上

これは代表的な3つについてベンチマークしてみましたが、別のいろんな観点でもドローンが活躍します。ドローンはまさに、屋根業界にとって「複数の問題を一気に解決するもの」だと言えるでしょう。


この記事は、2018年12月5日に新潟県南魚沼市で開催された講演会『ドローンが開く地域創生!顕在化してきた勝機とアプローチ』からの抜粋です。

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