イタリアがドローンでマリ共和国をサポート

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2013年1月、イタリアが本格的にドローンを活用した軍事サポートをマリ共和国に対して行うと世界に発信されました。

当時、マリ共和国は紛争問題の最中にありました。1月17日、EU首脳会合が開かれていましたが、イタリアのジャンパオロ・ディ・パオラ防衛大臣とジュリオ・テルツィ・ディ・サンタガタ外務大臣は、マリの紛争介入について、地上作戦を展開することはなく、当面はドローンを利用して空からの支援を行うと報告したのです。

 

 

イタリアがドローンを派遣した理由

しかしなぜ、数あるヨーロッパ諸国の中でイタリアだけがドローンを利用することになったのでしょうか?それは、イラクで紛争が起きたころ、イタリアがEU諸国の中で初めてドローンを作戦に利用し、十分な経験を持っているとみなされているからです。

ドローンを軍事利用する際には費用が問題となります。イタリアは2013年の当時、小型で安価なPredatorというモデルと、大型で高機能なReaperというモデルを所有していました。Predatorは数百万ドルで、Reaperは数千万ドルと機体そのものも十分なコストになるのですが、問題は機体よりもシステム全体にかかる費用です。ドローンから送られてくる情報を解析したり、保守を行ったりする人材を育成するのに莫大なコストがかかり、イタリアはすでにそれらの人材育成を終えて、イラクで十分に実績を積んでいるとみなされていました。そういったことを背景に、EUはイタリアにドローンの派遣を打診したと考えられています。

 

 

ドローンで監視

マリにおけるイタリアのドローンの役割はなにかということについて、ある専門家は「監視」が目的になるのではないかと見ています。ドローンには光学センサーだけでなく、赤外線センサーやレーダー装置を搭載することも可能で、それらから得られたデータは、衛星網を利用して地上の管理施設に送信されます。パイロットが必要ないために、動力が続く限りは毎日24時間ずっと作戦を継続することが可能で、遠く離れた地域にいても現地のドローンをリモート操作することができます。さらに、作戦レベルや危険度に応じて高度を自由に変更することもできるため、柔軟な監視体制を敷くことが可能です。

 

軍事利用によってドローンの発展が進んでいることは間違いありませんが、ドローンを利用しなくても済むような平和な世の中になることを願うばかりです。

 

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