製造業の常識を覆す!「ドローン×3Dプリンター」が生み出す衝撃

スポンサーリンク

 

「ドローンのパーツを3Dプリンターで作成する」

そういったアプローチは世界各地のドローンスタートアップが取り組んでいます。3Dプリンターでパーツを製作することによって、非常に安価にドローンを製造することができるようになるからです。

参考:3Dプリンターで作成できる「ELF VR Nano」がドローンガジェットとして話題

参考:ドローンの開発に3Dプリンターを利用!?

 

MUPPette 3D Printer Project

一方で、ドローンを3Dプリンターとして利用するという驚くべきアプローチをしているプロジェクトもあります。その名も「MUPPette 3D Printer Project」です。MUPPとは「Mobile Unmanned Printing Platform」の略称です。このプロジェクトに取り組んでいるのはロサンゼルスに本社を構える「Gensler」というデザインファームで、都市生活をスマートにするというコンセプトのものに様々なイノベーションを生み出しています。

 

MUPPs

 

製造できる大きさが課題

現在の3Dプリンターの問題点として、装置の体積分までの大きさのプロダクトしか製造できないという課題があります。たとえば、現在の3Dプリンターでは、車のパーツを製造することは出来ても、車本体そのものを一度に創ることは出来ません。しかし、MUPPette 3D Printer Projectで開発されているドローンが実用化されれば、そういったサイズ問題を解決できるのです。


 

 

開発チームによると、MUPPette 3D Printer Projectは2014年にスタートしたばかりですが、今後数年間のスパンで研究開発を行っていく大規模プロジェクトとなる予定です。チームがこのプロジェクトを開始した理由は以下の3つに集約されます。

  1. チームは3Dプリンターで製造できる製品の大きさを拡張させるために様々な方法を模索してきました。たとえば、3Dプリンターの技術を利用すれば、車本体や部屋、はたまた家そのものを創り出すことさえできるはずだからです。そこで行き着いた疑問は「そもそも3Dプリンターの箱という制限を取っ払うことは出来ないのか?」ということです。
  2. 3Dプリンターが装置の箱という3次元空間の制約から解き放たれれば、デザイナーは無限の可能性を手に入れることができます。それはつまり、今まで大きな制約として立ちはだかっていた製造装置の制限を取り払うことを意味し、どんなに大きなものでも創り出すことが出来るようになるからです。そこでチームは根本に立ち返り、好きな場所で好きな大きさのプロダクトを作ることはできないかと考えました。
  3. チームはドローンと3Dプリンターのテクノロジーを融合させることによってこの課題を解決できることに気付きました。しかし、現時点ではそのようなテクノロジーは存在しないため、自分たち自身の手で研究開発することを決意し、プロジェクトの実施を決定しました。

 

プロトタイプの製作に成功

2014年の4月から開始されたこのプロジェクトは、すでにプロトタイプの作成に成功しており、屋外でPLAプラスチックフィラメントを用いた細い線の造形が可能となっています。MUPPetteはドローンにジンバルと3Dプリンターを搭載した仕組みとなっています。

 

MUPPette

 

今までに実施された検証でドローンは3Dプリンターなどを搭載しても十分に飛行できることが証明されました。このような装置を取り付ける場合には重量の問題が焦点となるのですが、ドローンのハードウェアの技術は年々向上しており、積載重量自体も今後増加の一途をたどると予想されているために、その点については問題ないようです。また、検証では3Dプリンティングの素材としてPLAプラスチックフィラメントを採用しています。理由としては、融点が低いこと、軽量であること、素材として加工がしやすいことが挙げられます。ドローンに搭載されているジンバルは3Dプリンターの装置を取り付けられるように特殊な加工が施されているそうです。

開発チームは将来的にMUPPetteが生み出す様々な建設作業アプリケーションに思いを巡らせています。MUPPetteが実現すれば、家や車などのたくさんの材料を必要とするものでも、限られた材料だけで創り出すことができるようになります。それによって、材料の無駄や輸送コストなども削減できるようになるのです。また、ビルのような建造物でさえも、このテクノロジーがあれば、巨大な部品を建設現場で作成し、それを組み合わせるだけで簡単に作れるようになるとしています。

 

source : The Sprit of Invention: Mobile 3D Printing

 

いいね!をして
最新ニュースをチェック

Twitter でDRONE BORGを

▼ドローンの最新情報を知りたい方はDRONE BORGのFacebookページに「いいね!」をお願いします。

スポンサーリンク


You may also like