NASAがドローン自律飛行システムに関する3つの研究プロジェクトを推進へ

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NASAは2017年6月5日、ドローン監視システムで使用される技術の改善を目的とした3つの新しい研究プロジェクトを推進していくことを承認しました。この3つのプロジェクトは、NASAのConvergent Aeronautics Solutions(CAS)プロジェクトの一部であり、完成までに24〜30か月かかると予想されています。

 

NASAURL:NASA

3つのプロジェクトは、1つは自律飛行システムのための機械学習ベースの航空アルゴリズムの探索、2つ目は機体チェックやソフトウェアハッキング防止などのために、ドローンが独自にプリフライト(事前飛行)チェックを行う方法、そして3つ目は、量子コンピューティングによる毎日飛んでいる何十万人ものドローンに対応できるような安全で渋滞のないUTM(無人機航空管理システム)ネットワークの構築です。

具体的には以下のようなプロジェクト内容となっています。

自動走行車やドローンへの自律システムの安全な組み込みと正式な認証に向けた道筋の構築。このアイデアは、自律化を可能にするアルゴリズムを開発して、機械の自動的な決定に正当な信頼を置くための基礎を築き、最終的には自律システムの認証につなげることです。

ドローンが飛行する度に事前に「飛行可能」であることを確認するために、遠隔操縦ドローンのための新しい方法と技術の開発。この構想は、ドローンの本体機械が飛行可能な状態であること、および搭載されているすべてのシステムが損傷またはハッキングされていないことを確認するということです。

量子コンピューティングと通信技術を使用して、毎日何十万本ものドローンに対応できる、安全で渋滞のないネットワークの構築。量子コンピューティングは、データを整理・処理する方法のために、特定の計算や通信を通常のコンピュータよりも効率的に行うことができます。例えば、量子コンピュータは、平均的なコンピュータで何百年もかかる特定の問題を数日間で解決することができます。

 

URL:ZDNet

「私たちは野心的かつ潜在的な新技術に、まずは試しに少量の時間と資金を投入するとい考えています。これらのプロジェクトはうまく機能するかもしれないし、しないかもしれないが、私たちが試してみなければ分からないだろう。」とNASAのTransformative Aeronautics Concepts Program(TACP)のディレクターRichard Barhydt氏は述べています。

NASAの研究チームによるこのような選択は、自律システムを大規模に運用するために組織がどのように必要な技術分野に取り組んでいるかを示しています。NASAはドローン自律飛行システムの技術的進歩や火星探査にこれらプロジェクトによる技術を利用する方法を見つけようとしています。

例えば、NASAのMars Electric Reusable Flyerプロジェクトでは、自律型ロボットや自動走行車に対して、Visual Odometry(カメラ画像を使った自己位置認識)アルゴリズムや、SLAM(自己位置推定及び環境地図作成)アルゴリズムを開発し、火星という予測不可能な条件で自律的にナビゲートし再充電できるように応用しています。

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それぞれのプロジェクトは完了までに24〜30か月かかると予想されています。今回のプロジェクトは、NASAがFAA(連邦航空局)と協力してドローンへのUTM技術のテストを行っていることから来ていると考えられます。

 

source:NASA , ZDNet , GCN

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