NVIDIAが非GPS下でもドローン飛行を可能にする技術を開発中

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米半導体メーカーであるNVIDIAは2017年6月9日、非GPS下でドローンが安定的に飛行させる実験の様子を公開しました。多くのドローンは非GPS下では位置情報を取得できないことから飛行が不安定になったり、そもそも飛行できないような仕様になっていますが、NVIDIAが開発しているドローンは、自社の組み込み型モジュールNVIDIA Jetson TX1によって強化された深層学習やコンピュータビジョンを使用することで、GPSが正確でない森林内を安定的にナビゲーション・飛行させることに成功しています。

 

URL:NVIDIA

NVIDIAが実験した自律ドローンは、約1kmの距離を低空飛行し、障害物を避け、森林道の中心を安定して通っています。この技術はまだ実験段階にありますが、最終的には損傷した建物の生存者を探したり、トンネルの鉄道線を調べたり、店舗の棚をチェックしたり、水中の通信ケーブルを調べることができます。倒れた樹木内を探索して人名救助するために森林コースを飛行することなどに応用することもできます。

NVIDIAチームのテクニカルリーダーであるNikolai Smolyanskiy氏は次のように述べています。「GPSがなくても動作するためにドローンが視覚的に認識できる道が必要です。私達が森林を探索飛行実験の場として選んだのは、おそらく最も難しい場所だからです。その環境で学習・飛行することができれば、どこでもナビゲートさせることができるでしょう。」

縁石の高さや歩道の幅など、形状が一様な都市環境とは異なり、森林はかなり混沌としています。 木々の高さや幅、角度、枝などが異なります。光に関しても明るい日差しから暗い影まで様々です。 このような環境下でドローンに安定的に飛行させなければなりません。

 

URL:NVIDIA

 

低コストを維持するために、NVIDIA Jetson TX1と2台のカメラなどの既製コンポーネント装備したドローンを使用して構築しました。

「私達の考えは、カメラを使って環境を理解し、移動することだ。Jetsonはドローンがに高度なAIを実行するコンピューティングパワーを提供します。これはリモート環境でドローンが動作するための必要要件です。」とSmolyanskiy氏は語っています。

動画は、ワシントン州レドモンド近くの森林道をドローンが低空飛行している様子が伺えます。ドローンが飛行する経路は緑色で、飛行できないであろう領域が赤色で示されています。ドローンはこれを認識することで安定的に飛行することができます。

 

 

今後の予定として、Jetson TX1とJetson TX2用のソフトウェアを作成し、完全に視覚情報だけでナビゲートするドローンを構築する予定です。長期的には、ドローンが地図上の2地点間を移動することです。GPSに頼らずに、障害物を避けたりすることで安全に飛行させることができるかもしれません。

 

source:NVIDIA , New Atlas

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