仏 Parrot 関連の精密農業プレイヤーたち

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ParrotファミリーとしてのAIRINOV

フランスのParrotは最初にドローンブームの火付け役になったAR.Droneとい機種を開発・販売した会社で、いろいろなドローン関連企業との連携を強めることによってその大きさを増しています。

[画像] https://uavcoach.com/drone-market-strategies-dji-intel-parrot/

精密農業サービスを提供するAIRINOVは、農業×ドローンという分野で活躍する企業の一つで、2015年にParrotによって株式を買収され子会社化された企業の一つです。農業大国であるフランスの、パリ以外の地域にはブドウ畑や小麦畑といった広大な農場が数多く存在します。これはフランスで農業ドローンが先行している理由かもしれません。

AIRINOVが農家に提供するサービスは農薬散布ドローンの使用ではなく、精密農業サービスです。使用されるドローンはSenseFly社のeBeeという機種で、固定翼機型となる同機は機体が発泡スチロールでできているためとても軽量で700g程度の重量しかありません。翼の幅は広くて100cmほど。この機種に大きなプラスチックのタンクを取り付けて液体肥料を入れたりしたら飛べなくなってしまいます。精密農業を実行するために開発された機種というわけです。

ParrotファミリーのMicaSense製センサーを搭載

農業×ドローンの2つの大きな方向性は、農薬散布と精密農業です。AIRINOV社はフランス国内にパイロットを抱え、データが古いですが、2015年の飛行回数は2万回を数えたと言います。このようにAIRINOVはドローンを使用した農業サービスを提供する企業なのです。

AIRINOVはサービスにおいてどんなセンサーを使用しているのでしょうか?それはMicaSense (Parrotが2015年に株式を購入) という会社が作っているRed Edgeという名前のセンサーです。底面に目玉が5個あって、この目玉でいくつかのスペクトルバンドで撮影することができます。

 Red Edgeを使うことによって農場の作物の健康状態を計測しています。大変小さい筐体になっていて、サイズはおよそ 12cm x 7cm x 5 cmほどです。Red Edgeはマルチスペクトラムカメラと分類されるもので、普通のカメラはRGB (Red, Green and Blue の3色) 撮影しますが、Red Edge は RGB + IR (IR = Infrared: 赤外線) も撮れます。

小型軽量なデバイスはドローンに搭載しやすいです。Red Edgeもドローンに搭載させるためにこのような仕様で作られています。農薬散布用途の大型機を除けば、ドローンにとって物を持ち上げて飛ぶのはやはり難しく、ペイロード (搭載物) が軽ければ軽いほど飛びやすいのです。


この記事は、2018年12月5日に新潟県南魚沼市で開催された講演会『ドローンが開く地域創生!顕在化してきた勝機とアプローチ』からの抜粋です。

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