精密農業へのドローンを用いたアプローチ

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アフリカを中心に、農業ビジネス(Agribusiness)の情報を提供しているSpore Magazineによる記事を紹介したいと思います。

精密農業(農家が経験と勘で対応してきたばらつきを、科学的に管理しようという手法)という農業管理手法は、農業従事者の投資収益率や生活の向上を目標としており、農業における最大の変化の1つは、人工衛星やドローンから集められたデータを活用した精密農業技術が農家の作物の栽培方法を精緻化するようになってきており、途上国などにその手法が広がっているということです。

新たな手法を用いる農家は、スマート技術を使用してラップトップ上などから農場を管理し、GPS搭載のトラクターを遠隔操作し、離れた農作物の給水システムをオン/オフするよう指示できます。 土壌や気温や湿度を測定するセンサーを農場に設置し、データを収集し分析するためにドローンを使用して、肥料や作物の状態を知らせることができます。これらの新しい方法は、既存のやり方に取って代わるということではなく、農家がこれまでに蓄えてきた知識や経験を補強して、農作物の成長を予測・保護する費用対効果が高い、高精度な方法を提供するものです。

 

ドローンURL:Spore Magazine

 

理想的には、農業学者や研究者は、情報に基づいた意思決定を確実に行うために、無期限にデータを収集することをドローンに求めています。現状でドローンは、ものにも寄りますが1回の飛行で30分から1時間程度の飛行時間なので、技術発展により飛行時間が伸びることでさらなる精密農業の発展が見込めます。

しかし現時点でもドローンは様々なデータを収集することができ、特に信頼性の高いデータとして有名な、正規化植生指標 (NDVI)をドローンで調べることができます。

NDVIとは、植生の有無・活性度を表す標準化された指数です。世界規模での干ばつや農業生産量のモニターリングと予測、火災危険ゾーンの予測支援や砂漠化の把握などに頻繁に使用されます。NDVI は、日照条件、地表面の傾斜角度、傾斜方向やその他の外的要素の影響を補正できる点から、世界規模の植生モニターリングに適しています。(引用:ArcMap

ドローンによる調査は、作物のストレス・健康問題を早期に警告し、正確で信頼性の高い統計データを取得できる画像を提供するので、農家にとって恩恵をもたらします。

 

NDVIURL:ArcMap

 

しかし、ドローン技術は世界中で作物管理ツールとして捕らえられていますが、多くのアフリカ諸国の農家にとって、ドローンは依然として未知なるものであると捉えられています。

農家・農村のための国際協調機関であるTechnical Centre for Agricultural and Rural Cooperation (CTA)は、ベナン・コンゴ民主共和国・ガーナ・タンザニア・ウガンダでドローンオペレーターを教育する環境を提供しようと努めています。

「私たちの仕事は、革新的なICTに焦点を当てることです。」とCTAのICTシニアプログラムコーディネーターであるGiacomo Rambaldi氏は述べています。彼は、アフリカの農業におけるドローンの潜在可能性が非常に高いと考えており、農業コミュニティのためにドローン企業を設立することによって利益を得ることができると考えている。

 

CTAURL:CTA

 

またCTAは、フランスのドローンスタートアップAirinovと提携しています。Airinovは、アフリカ起業家を養成するためにCTAの支援を受けており、 2017年3月、アフリカ起業家達はパリのAirinovのオフィスを訪問し、1週間のドローントレーニングを受けています。彼らの訓練により、訪問チームはアフリカ自国での精密農業のためにドローンを使用する方法やスキル、経験を得たでしょう。

「彼らは今、私たちの技術を取得したことにより、自国に適した農業サービスを展開することができます。」とAirinovの国際事務を担当するHamza Rkha Chaham氏は説明します。

参考:「ビッグデータ×農業」を掲げる仏のスタートアップ「Airinov」

ドローンは、雑草検出。収量予測・水不足測定・疫病や栄養不足測定を行うことができます。農家はドローンにより得られた作物の画像データを検証し、技術スタッフと意見交換を行い、肥料や農薬などを適用する時期や場所を決めることができます。データはより正確になり、よりリアルタイムで提供されます。

南アフリカは、地形学調査、鉱業および反密猟活動を対象としてドローンの使用について法整備をしっかりと行っている、アフリカ初の国と言われています。段々と、ドローンによって収集されたデータに基づいて農民にサービスを提供し始めたアフリカ民間企業は増えつつあります。

日本でも、農業へのドローン活用は増えてきています。特に日本のような土地がない中で高品質な農作物を販売していくビジネスモデルを展開していく中で、精密農業をもっと活用していくためにドローンを利用していく必要性は、今後より高まっていくはずです。

 

source : Medium|Spore Magazine , Spore Magazine , 農業ビジネス , ArcMap , CTA

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