スイスにてドローンを用いた病院間輸送のテストに成功

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スイスの郵便事業会社SwissPostは2017年3月末、ドローンスタートアップMatternet及びTicino(ティチーノ)EOC病院グループと共同で、医療用品や検査サンプルをドローンを用いて病院間で配送するテストに成功しました。

SwissPostとMatternetとの提携は2年前から始めっていますが、今年3月中旬にスイス連邦民間航空局(Swiss Federal Office for Civil Aviation:FOCA)による試験実施の承認を受け、約70回のドローン配送を行いました。

参考:スイス国営郵便事業会社がドローンによる小荷物配達の試験を開始、米Matternetが協力

 

ドローン 空撮URL:Youtube「Transportation of laboratory samples by drone」

 

動画を見ると、ドローン配送時に病院のスタッフは、ドローンに装着された箱にサンプル品を積み込み、iPhoneを用いてドローンを他の病院に送っています。SwissPostは、病院がどれほど遠く離れているかについては言及しませんでしたが、12マイルほどの距離であると予想されています。

今回のデリバリーシステムにおいて興味深いのは、多くのテストが行われたのが、田舎とは対照的に都市部でドローンを飛ばしたことです。この理由として、アメリカなどと比較してスイスの規制環境は、このようなドローンのテストや配送プロジェクトに歓迎的であるという点が挙げられます。

 

ドローン 空撮URL:Youtube「Transportation of laboratory samples by drone」

 

SwissPostは、商用利用のために自律ドローンによるロジスティクスを試みる企業です。今回のテストはそのステップの一つと捉えています。SwissPostはの1マイル以上の物流におけるドローンの使用を重視しており、暴風雨などにより外界から遮断された場所への物資の輸送に重点が置かれています。ドローンに加えて、SwissPostは配達ロボットやAIシャトルなど、他の自律システムに関するテストも行っています。

 

ドローン 空撮URL:Youtube「Transportation of laboratory samples by drone」

 

今回のテスト地であるルガーノで使用されているドローンには、最新の技術が搭載されており、それがドローンスタートアップMatternetのクアッドコプター「M2ドローン」です。ドローンは直径80cmとコンパクトで、重量が2キロまでの軽量品の輸送に特化し、平均速度は毎秒10メートル(36キロ毎秒)となっています。

安全上の理由から、オートパイロット機能や他の重要なセンサー(高度計・加速度計・ジャイロメーター)が内蔵されています。それらが故障した場合、パラシュートが自動的に解放されます。また赤外線信号を送信するランディングパッドが離着陸地点で使用されるので、ドローンはこの信号を検出してピンポイントでの着陸を確実にすることができます。

 

ドローン 空撮URL:Youtube「Transportation of laboratory samples by drone」

 

「ドローンが安全性・実用性・信頼性に関する厳しい要件をすべて満たすことができれば、2つの病院間でドローンを日常的に使用することが可能になるだろう」とSwissPostは語りました。

今回のテストに引き続き、2017年夏にも一ヶ月の飛行テストが計画されており、2018年にはドローンによる配送を正式に開始したいとSwissPostは考えています。

 

 

source : SwissPost , Youtube|SwissPost , Fortune

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