米軍でレーザーを利用してドローンを撃破する実験に成功

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テロリストや過激派組織といった敵対勢力が武器を搭載したドローンを採用する可能性は高まっており、米軍はドローンが米軍兵士に与える危険性を懸念し、対抗策を講じています。2017年4月3日から17日にかけて行われた演習では、レーザーを搭載した特別に改造された戦闘車両Stryker Infantry Carrier Vehicleが数十台の小型クワッドコプターとリモートコントローラーを撃破しました。

 

ドローン 空撮URL:With no bullets, Mobile High-Energy Laser shoots drones from sky

 

5kWのレーザーと一連のセンサーを装備した戦闘車両Strykerは、数分の時間をかけて「敵」と見なすドローンを、レーザーで破壊し、ドローンは空から落ちて地面に墜落しました。これは、Mobile High-Energy Laser(MEHEL)と呼ばれる実験的なプロジェクトです。

MEHELシステムのメリットの1つは、UASまたは地上のターゲットを撃墜する際に、弾薬を使用しないことです。これによって、無音でドローンを撃ち落とすことができます。また必要とするのは燃料だけであるので、レーザーを発射するために必要なバッテリーは発電機から充電することができ、Strykerのエンジンを動かすのと同じ燃料で駆動されます。

 

ドローン 空撮URL:With no bullets, Mobile High-Energy Laser shoots drones from sky

 

大きな特徴はそれだけではありません。レーザーがドローン本体を撃った「ハード・キル」に加えて、システムを殺す「ソフト・キル」を行うこともできます。つまり、ドローンを破壊するためにレーザーを使用するだけでなく、ドローンとドローンの間の通信リンクを無効にするためにの電子的な戦闘機能もレーザーに装備されています。ソフトを殺すことで、ドローンから位置情報などの情報収集や、通信妨害をすることができるようになります。

 

ドローン 空撮
URL:With no bullets, Mobile High-Energy Laser shoots drones from sky

 

しかし今回のドローン撃破は、米軍のドローンシステムに関するプロジェクトの一つに過ぎません。陸軍は戦闘隊の代わりにドローンを使用して戦場に物資を供給するための新しい方法を検討しています。

Fires Battle Labの責任者を務めるJeff Erts中佐は、「兵士が弾薬を使い果たし、緊急事態で補給が必要だとしましょう。彼らはドローンを用いることで弾薬箱を最前線に送ることができます。」と述べています。空中補給システムで解決しようとしている問題は、ラストワンマイル問題を解消して必要な箇所まで確実に補給することです。

 

ドローン 空撮URL:With no bullets, Mobile High-Energy Laser shoots drones from sky

 

商用ドローンはますます洗練されてきているので、安価な航空兵器を探しているテロリストと国軍のどちらにとっても魅力的になっています。少しの開発を加えれるだけで、クワドコプターは敵の位置を特定し、砲撃や致命的な攻撃を誘導するのに役立つツールになっています。イラクとシリアのISISはこれらドローンのヘビーユーザーですが、対抗してイラク治安部隊もドローンを使用し始めています。ドローンは軍事産業から始まった経緯もあり、どちらがその覇権を取るかはまだわかりませんが、ドローンを利用した戦いはまだ続きそうであると言えます。

 

source : U.S.army , The DRIVE

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