UTMを開発する国内・海外企業まとめ

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2017年10月26日、一般社団法人綜合研究奨励会・日本無人機運行管理コンソーシアム (JUTM) が、福島県南相馬市でドローンの運行管理実験を行いましたが、今世界ではドローンの運行管理システム (UTM) 開発が進んでいます。

以前の記事にも書きましたが、アメリカ航空宇宙局 (NASA) などでもUTMの開発を進めています。

 

参考:NASAがドローン自律飛行システムに関する3つの研究プロジェクトを推進へ

 

今回は、UTMの概要とUTMを開発している国内、海外の企業について解説します。

 

UTMとは

UTMとは、UAV Traffic Managementの頭文字を取ったもので、無人航空機管制のこと。低高度空域におけるドローンの飛行管理システムです。有人の航空機に関してはATM (Air Traffic Management) という運行管理システムがありますが、その無人航空機版です。

ドローンは今後、車両のようにかなりの数が空域を飛び交うことになります。現行の法律ではオペレーターが目視内での飛行をさせることが必須ですが、ドローンの可能性は目視外 (BVLOS) での無人飛行にあります。

その際、機体同士の衝突や飛行禁止区域への侵入などによる交通事故を起こさないためにも、飛行する周囲の環境把握や機体同士の通信が必要となります。

また、飛行中のリアルタイムでの機体の位置把握、自動での緊急回避、緊急帰還等の機能も大切ですが、その役割を果たすシステムがUTMです。

 

URL:マイナビニュース

国内企業

テラドローン

テラドローンが開発するUTM「TERRA UTM」は、WEBから簡単に管制、自動帰還が出来、農薬散布や災害時に活躍します。

▼概要

  • 飛行エリアの地図
  • 気象情報確認
  • 飛行プランの作成
  • 飛行プラン申請
  • 飛行指定エリア(ジオケージング)設定
  • 飛行位置のリアルタイムトラッキング
  • 指定ポイントでの動画像の撮影
  • リアルタイムでの運転制御・緊急帰還
  • フライトログの管理(機体・オペレーター毎の飛行記録)
  • 撮影したメディアの保管・再生

URL:TERRA UTM

 

ブルーイノベーション株式会社

ブルーイノベーション株式会社が開発するUTM『SORAPASS』は、ドローンを飛ばせるエリアが一目でみて分かる、ドローン専用飛行支援地図サービスです。

▼概要

  • 法令等で定められる飛行禁止エリア (空港周辺や人口密集地等)に加え、石油コンビナートなどの飛行危険エリアの情報を最新の地図情報上に表示
  • 天気情報や3D情報も閲覧可能 (有料)
  • 飛行禁止エリアでの飛行許可申請サポート
  • 飛行可能施設の紹介
  • ライセンス・操縦者情報・機体情報の管理

URL:SORAPASS

 

KDDI・プロドローン・ゼンリン

KDDI・プロドローン・ゼンリンが共同で開発する「スマートドローンプラットフォーム」は、モバイル通信ネットワークを活用した安心安全なドローン専用基盤です。

▼概要

  • 空の3次元地図”を基にした自律飛行および運航管理
  • 人口カバー率99%超の高品質な4G LTEネットワークに加えて、これら基地局の利活用やクラウドサービス
  • 飛行中の位置、高度、速度、電波状況、カメラ映像などの飛行状況を4G LTE経由で監視
  • 離陸から着陸まですべての操作を4G LTEにてリアルタイム制御が可能

URL:スマートドローンプラットフォーム

楽天

楽天は米AirMap社との合弁企業として、『RakutenAirMap』を開発しています。空域管理者、ドローン操縦者、ドローンメーカー・アプリ開発者へ情報を提供するプラットフォームです。

▼概要

  • 飛行禁止や制限エリアなどの規制情報の取得
  • フライトプランの作成
  • フライト中のアラートの受信
  • リアルタイムの衝突回避
  • フライトログの生成
  • 世界中の運行管理システムと安全な連携を行うために必要な
    遠隔認証、暗号化通信、重要なインフラの保護

URL:RakutenAirMap

海外企業

PrecisionHawk

米PrecisionHawkが開発した「LATAS(Low-Altitude Traffic and Airspace Safety Platform)」は、低高度空域安全プラットのことで、ドローン操縦者、飛行機パイロット、空港に、リアルタイム情報と3Dの地上情報を提供し、安全を確保します。

▼概要

  • 飛行プランを作成(日時、離陸時間、フライト時間、使用機体、LATAS ID、最低・最高飛行高度)。
  • Skyward, FAAのリアルタイムデータと照合。128か国対応。
  • 飛行指定エリア設定
  • DS-B※を通して、機体の追跡、監視が可能。
  • 衝突・飛行禁止区域回避
  • 指定エリアでの動画像撮影
  • リアルタイムでの運転制御・緊急帰還
  • スピード、高度、飛行時間、離着陸時刻、フライトログの管理(機体・オペレーター毎の飛行記録)

※Automatic Dependent Surveillance – Broadcast:人工衛星(GPS)をベースに、より精度の高い航空機の位置通報や管制が行える装置

URL:PrecisionHawk

AirMap

米AirMap社の『AirMap』は、ドローン向け空域管制プラットフォーム。米国では、空港、空域管理者が、周辺空域の状況確認や飛行記録や飛行状況の確認、飛行通知の受信、ドローン操縦者とのコミュニケーションに、AirMapのプラットフォームを活用しています。DJIやインテル、3D Robotics、Yuneec Technologyなどの主要ドローンメーカーで採用されています。

▼概要

  • 空域状況認識
  • 飛行計画の支援
  • サイバー攻撃からの保護
  • 操縦者のプロフィール管理
  • 飛行可否情報の提供
  • 飛行計画の確認
  • 飛行への承認の自動化
  • SMSや電話によるドローン運行者への連絡

URL:AirMap

UgCS

ラトビアのUgCSはドローン用のGCS (Ground Control System)の開発たサポートを中心に展開する企業。UgCSが開発するUTMシステム『UgCS』は、ドローンの飛行計画、自動飛行などの管理を簡単に行えるプラットフォームです。

▼概要

  • 飛行プラン作成
  • バッテリー交換計画
  • 飛行エリア周辺情報の取得 (3D表示も可能)
  • 飛行禁止エリアの回避
  • テレメトリー情報の取得
  • 自動航行
  • 自動離着陸
  • 自動帰還
  • ジオタグ等飛行ログの管理
  • 動画像の撮影

URL:UgCS

Unifly

ベルギーに本社を構えるUniflyはドローンと有人航空機の航空関連ソリューションの提供を行っているソフトウェア企業。Uniflyが提供するUTMは大きく分けて4つに分かれています。飛行可能エリアが一目で分かる「Unifly Launchpad」, 飛行計画の作成や飛行申請が行なえる「Unifly Pro」, ドローンと有人航空機のための空域管理システム「Unifly Sentry」, 飛行データを管理する「Unifly Connect」です。

▼概要

  • 飛行計画の管理
  • 飛行ログの管理
  • UAV飛行情報(位置、高度、速度、角度・バッテリー残量等)のリアルタイム管理
  • 飛行エリア情報の取得
  • ジオフェンス
  • UAV間障害物間の衝突防止
  • 緊急時の停止自動帰還

URL:Unifly

 

UniflyのCEOに以前インタビューした記事があるので、そちらも参考にしてください。

参考:ドローン用航空管制システムを開発する「UNIFLY」社CEO Marc Kegelaers氏に聞くドローンの未来

 

 

Source:マイナビニュースTERRA UTMSORAPASSスマートドローンプラットフォームRakutenAirMapUgCSUnifly

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