ウォルマートが店内での配送用ドローンの特許を申請へ

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米国の小売大手ウォルマート(Walmart)は2017年3月下旬、店舗敷地内にいる買い物客の元に購入希望の商品を運ぶドローンの特許を出願しました。特許によれば、ドローンには多くのセンサーが搭載され、利用客が購入したい商品を見つけ、指定の場所まで届けることができると述べています。

 

ドローン 空撮URL:Walmart joins Amazon in race to use drones for home delivery

 

ウォルマートは、このドローンは航空管制センターとして機能する中央コンピュータシステムによって制御されると述べています。ドローンは機体に搭載されたビデオカメラ、ジャイロスコープ、コンパスなど、さまざまなセンサーを使って飛行し、途中の障害物を検出します。ドローンは頭上で飛行するので、顧客を騒がせないように店舗の通路ではなく主に棚の上を通るような設計になっています。またランディングゾーンは店舗全体に設置され、見通しの良い場所も隠れている場所もあります。

公共空間を飛行する宅配便型のドローンは、屋外を飛行する際に連邦規則などの法律に従わなければならなかったり、流通地点から家まで移動するのに十分な充電量を保有しなければならないなどの課題があります。一方で、ウォルマートが取り組んでいるような室内におけるドローンの飛行に対する制限は比較的に少なく、実現可能性は高いと考えられます。

ウォルマートは、出荷価格の低さと配送料の高さから大成功を収めているオンライン店舗でドローンを用いて、最終的にはオンライン店舗の競争力を高めたいと考えています。 もちろん、特許の承認はウォルマートの店内ドローン技術が承認されることを保証するものではありませんが、本特許出願に関してさまざまなビジネスやプロフェッショナルからの関心を得ています。

 

ドローン 空撮URL:Walmart patent filing reveals plans for in-store drone system

 

一方で反対の意見がないわけではありません。例えば大幅な店舗改装が必須であったり、顧客の安全点などに関して懸念材料があるとする批判もあります。

ウォルマートがドローンシステムを導入するには、現在の店舗の内装を大幅に変える必要があります。ドローンが店内を飛行して通過し、商品の保管エリアにアクセスできるようにするためです。一元化されたコンピューターシステムが個々のドローンを管理し、商品を移送中に別のドローンと衝突することがないようにする必要もあるので、航空管制塔のような設備も必要となります。また、ドローンのプロペラの回転に客の長い髪の毛が巻き込まれたり、ドローンが来たときに誰かがつかんでしまう、といった利用客に起因する懸念も存在しています。

 

一方、もう一つの小売大手であるアマゾン(Amazon)は、ウォルマートやコストコなど実店舗を持つ競合各社から世界最大規模のブランドの売り上げを奪い取ろうとしています。先日発表した、英国ケンブリッジで初のPrime Airによる試験的な配達を完了したことは記憶に新しいと思います。

 

ドローン 空撮URL:Amazon Prime Air

 

配送にかかった時間は約13分であり、アマゾンが最初にPrime Air計画を発表してから約3年間たっており、初めての配送となります。将来的にはPrime Air用に建設されるドローン配送センターから2~3マイル圏内がドローン配送エリアになると述べています。

 

このように、配送やロジスティックスに対してドローンが貢献できる部分は大きいと考えられ、将来的に多くの配送業務をドローンによって代替できる可能性は高いかもしれません。

source : Forbes Japan , Fudzilla , Digital Trends , engadget

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